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里っこ山っ子・
やさいまつりについて

やさいまつり01
「里山」と「保育(教育)・福祉・自然とのふれあい」とテーマに「里っこ山っこやさいまつり+日野春ムービーVol.3」(以下「やさいまつり」と省略)が、社団法人里くらと共催で、平成27年8月29日に開催されました。

昨年、里くら主催で「たね」をテーマに野菜や農業と福祉にかかわる種が蒔かれた「たねとやさいまつり」。今年は、「子育て」をテーマに、(子供一人ひとりが種とすれば)昨年蒔いた豆(種)が育って芽吹くようなまつりとなりました。「まめてん~里山アート~」(当法人や近隣他施設や団体との合同アート展)第二弾を同時開催して、出店やワークショップや演奏にアート・音楽・展示が加わり、多種多様な内容が盛り込まれた大きな祭りになりました。

「こどもこそ未来」という幼児教育にかかわる映画を上映した影響と、夏休み前に北杜市内全保育園・全幼稚園・全小学校に宣伝した効果があり、子供連れの親子がいっぱいになりました。いつもは静かな廊下に、スタンプラリーの場所探しに夢中になって駆け回わる子供たちの声と足音が聞こえてきました。体育館では、上映会とトークショー、屋内で20店舗ほど、屋外で10店舗ほどの出店で、手作りのお料理や地元産の野菜や手芸品を楽しむ人たちでにぎわいました。舞台では、太鼓の音が響き、稚児の舞いが舞われ、大正琴が流れ、音楽室では、ジャンベや打楽器をつかってみんなが参加できるドラムサークルや元気いっぱいな音楽家たちのライブの音が、校舎中に鳴り響き渡りました。校舎全体に「まめてん」の作品が飾られ、玄関から廊下や階段、2階の犬塚勉のまなざしギャラリーの教室や音楽室などの隅々まで、ありのままの豊かな表現が溢れて出ていました。展示も一種類に偏らず、保育園の絵、施設で作った作品や手芸品、ひきこもりについてのインスタレーションなど、様々でした。私は、「学校にみんなが戻ってきたー!」と、校舎が喜んでいたように感じました。

校舎内の各教室では、そこを使用する各団体が里山にかかわるワークショップ(藁結い・繭玉づくり・和綿の糸紡ぎ・ほうとうづくり・楽器づくりなど)を行い、障害あるなし関係なく老若男女がともに手づくりを楽しむ姿があちこちで見られました。観る、話す、考える、実験する、つくる、学ぶ、奏でる、歌う、聴く、楽しむ、食べる、交わる、昔小学校でやっていたことが蘇った文化祭となりました。

祭りとはひとりひとりの力やつながりや個性が合わさってつくられるものだなと実感しました。
人あっての祭りですね!
地元の方をはじめ、ご協力者の皆様、来場した皆様、出店・出展・出演された方々、
今までつながりを大切に築いてきた方々、スタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!!

文:アート企画部門 西川
写真:成島撮影/やさいまつりFBページより一部抜粋

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