私たち“YAN”(山梨アールブリュットネットワークセンター:呼称”ヤン”)は、アール・ブリュットと呼ばれる創造性の源泉からほとばしる真に自発的な表現をしている人、また、その家族を応援します。
芸術的訓練や芸術家としての知識に汚されておらず、古典芸術や流行のパターンを借りない作家の心のあり方や魂の叫び、無意識から生まれる多種多様な表現はとても興味深い表現活動であると思います。
主に、障害を抱えつつ、作品作りをしている人が多く含まれます。
プロジェクトの説明
YANはアートを楽しむ人を応援するプロジェクト
“YAN”(山梨アールブリュットネットワークセンター:呼称”ヤン”)は、厚生労働省「平成28年度障害者の芸術活動支援モデル事業」の一環として、山梨における障害者芸術活動支援センターとして組織されました。
障害のある方々の芸術活動に関する様々な相談を受け付け、権利保護や芸術活動支援に関する情報提供を行って、この事業を推進していきます。
厚生労働省「平成28年度障害者の芸術活動支援モデル事業」とは?
障害のある人やその家族、障害のある人たちの造形活動を支援する人たちを支えるモデル事業を実施し、そのノウハウを積み上げて全国に普及していくことを目的としています。多様な実践が全国10ヶ所で取り組まれますが、山梨はその一つとして採択されました。
5本の柱
作者の著作権保護や、展示会などへの出展機会に関する情報を提供します。
芸術活動のさまざまな疑問や不安にお応えします。
さまざまな相談やアンケートをもとに、障害者の芸術活動を支援する研修会を開催します。
著作権や所有権に関する研修を開催します。
障害者の芸術活動支援につなげるための、アンケートを実施します。
ウェブサイトを開設し、イベントや研修会情報を発信します。
YAN(ヤン)に関わる方々が企画された展示会に参加、および連携します。
YAN(ヤン)の研修やネットワーク作りで生まれた作品の展示会を開催します。
山梨県とYAN(ヤン)とが連携し、障害者の芸術活動支援をより一層推進し展開します。
YANへの相談例
私たちが応援する分野はアートだけではありません。
1
障害のある方- 作品を作る場所をさがしている
- 作品を発表したい
- 安い画材店をさがしている
2
ご家族の方・友人など- 制作できる施設や場所をさがしている
- 創作活動の支援方法について知りたい
- 子どもの絵画を紹介したい
3
支援者・福祉施設関係者
- 指導方法や支援について知りたい
- アトリエを運営したい
- 指導者を探している
- 展示会を企画したい
4
行政機関・学校等の教育機関
- 芸術、文化祭等で展示会や上映会の企画をしてほしい
- 学生や生徒が参加できるワークショップを企画してほしい
- アートワークショップのボランティアを募集したい
5
企業・美術関係者- 障害者の作品を商品化したい
- 作家さんへの謝礼はいくら払えばよいのか、教えてほしい
- 展示会の開催に際し、作品を借用したい
6
一般の方- 展覧会の情報を知りたい
- アール・ブリュットの情報がほしい
- アート展のボランティアに参加したい
- お預かりした個人情報は、ご本人の相談にお答えする以外での目的では使用しません。
- ご相談いただいた内容は厳格に秘密を保持し、ご本人の了解なく第三者に開示または漏えいすることはありません。
- 個人情報の漏えいや改ざん等を防止するため、技術的、物理的手段による安全対策を講じ、スタッフへの適切な監督を行います。
※YAN(ヤン)は、直接法的な助言を行なえる機関ではありません。著作権などの権利保護等についての法的なご相談は、必要に応じて外部のアドバイザーである弁護士の法律相談等を別途ご紹介します。