じかん / 　第4土曜日　13:30～15:00

ばしょ /　生活介護事業所　菜の花

スタッフ /　北村雅子

スタッフも含めると大きな集団である。
時間内に入浴や個別の活動も入るが、ほぼ同じメンバーである。
ベットや車いすなど手足の動きに不自由があったり、視野や見え方に問題があるなど個別の配慮が必要な方が多い。
重度の方も多く、細やかなサインを見逃さずに、コミュニケーションをとりながら表現活動を進めていく必要がある。日常的に表現活動を取り入れているので、皆が表現活動に慣れており、人員も適切に配置されていて、個々の障害に合わせた個別の活動と全体の活動を組み合わせるなど流動的な活動が組みやすい。

題材や内容はスタッフも含めて活動全体を楽しんでもらえるように、季節を感じられるものや関心のあるものを話し合って決めた。画材も取り組みやすいものの中から選べるようにした。表現方法や活動内容もスタッフと相談しながら、自分に適したものを選んでもらうようにした。重度の方とっては自発的な動きも大切にしながら、コミュニケーションを密にして、共同で作ることも表現であると捉えた。
またスタッフも一緒に楽しみ活動することで、心の開放を図れることも目的とした。

移動や動きが不自由な方が多いので、五感を大切にし、花を手に取ったり、香りをかいだりすると表情が変わったり、「きれい」という言葉が出て、活動に広がりがみられた。
皆から「今日は何をするの？」と期待の言葉が聞かれたり、スタッフが自分の絵を自宅に飾ろうと発言したりすることはうれしい限りである。（北村）