はじめまして。私たちは八ヶ岳名水会「つちのね」です。
障がいを持っている方と一緒に、ちょっと本気で農業やっています。
社会福祉法人八ヶ岳名水会が山梨県北杜市日野春の地に「春の陽」を作ったのが平成13年。
障がい者の日中活32の人に支えられ、大きく育った春の陽農業部門から「つちのね」が生まれました。今度は皆さんに恩返し、農業で地域を元気にします。
「つちのね」は北杜市の農に関わる人々が、福祉の人を繋げる力を生かして、広がって、おいしくなって、地球環境を守って、伝統農業を伝えていくことを目的として活動します。
土の中に流れる音を聞いた野菜は「きっとおいしい!」という思いから
春の陽の農作物を作る部門は「つちのね」という名になりました。
野菜たちはいったいどんな音を聴いているのでしょうか…
そんな音たちをはじめにお届けします。
3月、風が冷たいうちに田んぼの土をゴトゴトと起こす。それが農作業の始まりだ。土からは氷が解けて流れる音が聞こえる。種は芽吹きの準備を始める。
初夏、太陽のひかりが長くなり、植物の根っこがぐんと伸びをする。それはミミズや土の中に生きる生物達の息吹と重なり、雨音も心地よく響く。蛙の合唱が聞こえる夜の中で野菜たちは土と空と水からめぐみを受けて、繰り返す夜と昼間の間でウトウトと眠りながら大きくなっていく。その音は静かで、心に染みるように聞こえる。
秋、子供の歓声と大人の笑い声が田んぼに聞こえ、色鮮やかな実りの季節を迎える。人々が田んぼを踏みしめる足音が響き、稲を刈る音が聞こえる。遠くからは賑やかなお囃子が届く。私たちは土のめぐみに感謝して、心が踊る音と土の中から聞こえる音が重なるような錯覚を覚える。それは恵みをいただく時の心からわき上がる感動であろうか…
霜が降るまでの間、大根や人参とカブの収穫が終了し、タマネギの植え付けが始まる。畑ではくん炭をつくる煙が上がり、のんびりと時間が流れる。空をわたる煙の音、風の音、土がぎゅっとしまる音が聞こえる。冬の到来である。北杜市の冬は長い。
春の陽農場では、農作業をお手伝いしてくださる
ボランティアさんを募集しております。
「農福連携ってどんなことしているの?」
「障がい者の方ってどのくらい農業ができるの?」
そんな疑問をお持ちの方もぜひ春の陽農場へお越しください。
百聞は一見に如かずです。
きっと目から鱗な出来事を体験していただけると思います。
体を動かしてストレス解消したい方も随時受け付けております。
つちのねの商品の原料は、自分たちの畑で農薬を使わずに
堆肥とくん炭を使って育てたものしか使っておりません。
季節の旬をそのまま閉じ込めた味わいをお楽しみください。
ミニトマトの赤色アイコと黄色アイコをたくさん収穫して作りました。赤と黄色で甘みが違い、それぞれの味わいを楽しめます。
北杜市のさむ〜い冬を越えて育つニンニクのパワーを感じる品です。ごはんにのせたり、料理にプラスしたり。くせになる味です。
100本の梅の木から戴いた梅の実を使って作りました。ストレートで飲むジュースからお料理に使える梅酢まで。子どもにも人気です。
つちのねの畑で育てた大豆(ナカセンナリ)とお米・天塩で仕込んだ香り豊かな米こうじのお味噌です。
寒い冬を越えて育ったおいしい小麦100%のパスタ。平麺で歯ごたえがあり、ソースがよく絡みます。
自家製人参をたくさん使った濃厚ジュース。果肉たっぷりのちょっと贅沢な1本です。
堆肥とワラをすきこんだ田んぼで育ったお米です。夏にはみんなで田車の草とり。力を合わせてつくりました。